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環境への取組み(E)

テナント・PM会社との協働

テナントとの協働

グリーンリース契約の推進

グリーンリース契約とは、ビルを所有するオーナーとテナントが協働し、省エネなどの環境負荷の低減や執務環境の改善について取り決めることを言います。JPRの賃貸借契約書では、グリーンリース条項を標準化しており、テナントとの協働による環境負荷の低減を進めています。

テナントとのグリーン契約条項(抜粋)
(環境配慮、省エネ改修投資等)
第32条 賃貸人および賃借人は、省エネ・環境配慮等の観点から本建物の快適性・生産性・環境パフォーマンスの維持および向上の理念を共有するものとし、これらに関して相手方が行う施策(電気・ガス・その他燃料の消費量、温室効果ガス排出量、水の使用量、廃棄物の発生量・処理及びリサイクル状況等のデータの共有及び管理、環境認証等の取得、目標設定、環境・省エネ対策協議会の開催等を含むがこれに限られない。)に協力するように努めるものとする。また、賃貸人および賃借人は、地球温暖化対策等環境対策に係る法令への対応(報告・削減等)が必要な場合、相手方に対し必要な対応を要請することができるものとし、相手方はこれに応じるように努めるものとする。
 2.賃貸人が行う省エネ改修投資により、電気・ガス・水道料金等の削減等賃借人に改善効果・メリットが生じた場合または生じることが明らかな場合、賃貸人は賃借人に対して、賃貸人・賃借人間における当該改善効果・メリットの配分に関する協議を申入れることができる。

グリーンリース契約事例(新潟駅南センタービル)

JPRのテナントの中には環境意識の高い企業・団体が入居されており、お互いにWin―winになるようなグリーンリース契約締結を推進しています。新潟駅南センタービルにおいて、個別にグリーンリース契約を締結しました。

ポイントは以下の通りです

・ビルの環境性能向上による環境負荷軽減
・LED照明への切替によるCO₂排出及びコストの削減

その他の取組み

  • 夏季に環境負荷軽減のお知らせをテナントに配布し、テナントと協働して環境負荷軽減に努める
  • 廃棄物削減のためのエコバックをテナントに配布

PM会社との協働

環境負荷軽減の取組みを推進するためには、物件の現場で管理運営を行っているPM(プロパティ・マネジメント)会社及び現地管理者との協働が不可欠です。JPRおよび資産運用会社である東京建物リアルティ・インベストメント・マネジメント(以下、TRIM)では、PM会社と定期的に情報共有し、省エネ・環境問題の取組みに関する協議を行っています。

PM会社へのサステナビリティ研修の実施

JPRおよびTRIMでは、サステナビリティに関する啓蒙及び対応力向上を図るためPM会社等を対象とした研修会を開催しています。

サステナビリティ配慮条項を含むPM契約

JPRと協働する多くのPM会社は、サステナビリティ配慮条項を含んだ契約を締結しています。すべてのPM会社とサステナビリティ配慮を共有すべく、契約締結を推進しています。
なお、サステナビリティ配慮条項はサステナブル調達基準と同様の項目であり、項目の詳細は「サプライチェーンマネジメント」をご覧ください。

サステナビリティ配慮条項の概要

法令等の遵守 環境への配慮
人権の尊重 地域社会との共存
健全な労働慣行・労働環境の確保 BCPの策定・構築
公正な事業活動 サプライチェーンにおける協働
安全性及び品質の確保・向上  

サステナビリティ配慮のモニタリング

TRIMでは、取引するPM会社のパフォーマンス評価をしており、その評価の一部に環境配慮などのサステナビリティ評価を含めています。