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環境への取組み(E)
環境に配慮した、都市の活性化への貢献
JPRではスポンサーの東京建物株式会社(以下、「東京建物」)による再開発プロジェクトに投資することで、環境に配慮した、都市の活性化に貢献しています。
中野セントラルパークイースト(※1)
駅前大規模未利用地を再開発により、緑あふれる賑わい施設に
中野セントラルパークイーストは、約16.8haの広大な再開発エリアに所在する大規模複合ビルです。JR中央・総武線、東京メトロ東西線により都心部へアクセス可能な「中野」駅徒歩5分に立地し、高い交通利便性を有するとともに、公開空地と一体整備された「中野四季の森公園」と隣接するなど、周辺環境を取り込んだ国内でも類を見ない緑豊かなオフィス空間が作られています。
このエリアには明治期には陸軍関係の施設があり、戦後は警察大学校として利用されるなど、中野駅前にありながら地元住民には立ち入れない場所でしたが、東京建物が「中野四季の森公園」と一体となったエリアとして再開発しました。
中野セントラルパークでは、エリアマネジメント活動を積極的に行っています。「ビアパーク」などのイベントが定期的に開催され、オフィスワーカーのみならず、隣接の大学の学生、周辺住民の方々が多く訪れ、賑わいが生まれています。
また、2026年には「中野」駅の新駅舎が完成し、新たな改札口が設けられるとともに、駅北側にはペデストリアンデッキが整備され、中野セントラルパークへのアプローチが飛躍的に向上することが見込まれています。
- JPRは中野セントラルパークイーストの100%の所有権持分を保有しています。
詳しくはこちら:東京建物プロジェクト紹介サイト(中野セントラルパーク)
東京スクエアガーデン(※2)
小規模街区を街区再編により大街区化、環境配慮型大規模複合ビルへ
東京スクエアガーデンは、東京駅と日本橋、銀座エリアに隣接する交通の要衝・京橋に、2013年に竣工した大規模複合ビルです。小規模な街区・建物が多く、機能更新がなかなか進まなかった京橋地区の街区を再編して大街区化を図ることで、周辺地域で最大級の大規模複合ビルが実現しました。
本物件では、地域全体で環境対策に取り組むため、当ビル6階に『京橋環境ステーション』を設置。地域のビルオーナー様に向けた省CO₂・省エネ対策の相談を受け付け、専門家が最適な提案を行う「エリアエネルギーマネジメントセンター」、様々な環境問題をわかりやすく学び、環境活動の機会と場を提供する「中央区立環境情報センター」などの運営を通じ、周辺地域一体となって“エコな街づくり”を推進しています。
また、ビルの地下1階から地上5階まで重層的に設けられた約3000m²に及ぶ緑化空間「京橋の丘」は、四季折々の美しい彩りを見せる植栽が施され、貴重な憩いの場として、訪れる人々に親しまれています。テナントや近隣地域との交流を図るイベントの開催にも取り組んでおり、中でも日枝神社で2年に一度行われる江戸三大祭・山王祭への参加は、テナントと地域住民間の一体感の醸成に寄与しています。
- JPRは東京スクエアガーデンの8.22%の所有権持分を保有しています。
詳しくはこちら:東京建物プロジェクト紹介サイト(東京スクエアガーデン)
土壌汚染リスク対応
TRIMでは、物件取得時において、現地視察や地歴調査等を通し、土壌汚染などの環境リスクの有無を確認しています。原則として、土壌汚染等については、環境関連法令に従って適切に処理・管理されている物件に投資しています。なお、TRIMの親会社でありJPRの主要な物件供給元である東京建物は、豊富な大規模不動産開発実績を有しており、開発物件の用地取得について事前に土壌汚染調査を行い、必要に応じて対策処理する等、土壌汚染リスクへの対応を適切に実施しています。
対策事例:オリナスタワー
本物件は錦糸町エリアのランドマークビルで、「精工舎」工場跡地を、スポンサーである東京建物がオフィス・商業・レジデンスの一体開発を行いました。開発当初、第三者機関による土壌調査を実施した結果、基準値を超える汚染物質が検出されましたが、同社は敷地のほとんどを掘削除去し、土壌を被覆することにより対策を実施しております。JPRが取得する際も、第三者機関に調査依頼し、土壌や地下汚染に係る問題が存在する懸念はほとんどない、との検証を確認いたしました。
以上の通り、JPRが取得する物件は、土壌汚染リスクへの対応を適切に実施して取得しています。
未開発地に対してのコミットメント
JPR及びTRIMは、不動産投資を通じて⼈々が快適に活躍できるオフィスを提供するとともに、持続性の⾼い都市形成への貢献が重要であると考えています。
未開発地等からの都市開発については、環境や⽣態系に影響を与えるリスクを評価し、それらに悪影響を与える物件への投資を⾏いません。