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JPRのESGについて

マテリアリティとSDGs

JPRと資産運用会社である東京建物リアルティ・インベストメント・マネジメント(以下、TRIM)は、持続可能な社会の実現が中長期的な安定成長にとって不可欠であると認識しています。TRIMでは、ステークホルダーからの社会的要請と事業領域のふたつの側面からサステナビリティに取り組んでおり、事業を通じて社会価値を向上するためのマテリアリティ(重要課題)を以下の通り設定しました。

マテリアリティ特定プロセス

TRIMでは、事業を通じて解決していく社会的課題として、5つのマテリアリティ(重要課題)を特定しています。これらの課題解決のための施策を推進し、サステナビリティ経営の高度化にも取り組みます。

マテリアリティの検討ステップ

Step1 社会的課題の検討・抽出

事業につながる社会的課題を広く捉えるため、SDGsをはじめとする国際目標やGRIスタンダード等の開示基準、SASB等を参考に環境・社会・ガバナンスのカテゴリー毎にリストアップ。

Step2 抽出した課題の評価・優先順位付け

16項目の社会課題を評価し、重要度を測定。評価にあたって、社会ニーズの大きさ(ステークホルダーからの要請)、事業との親和性(現状の事業と関係が近いか、将来の事業として取り組みたい領域)のふたつの評価基準を用いて、以下の6つの側面から点数づけを実施。

社会的ニーズ 事業との親和性
同業他社比較 既存の取組み分析
業界分析 経営層へのヒアリング
専門家レポート 従業員へのヒアリング

Step3 妥当性の確認

マテリアリティ案について、同業他社のマテリアリティやESG評価機関の評価項目の他、外部コンサルタントとの意見交換を踏まえて妥当性を確認。

Step4 マテリアリティの特定

妥当性を確認したマテリアリティ案について、TRIMのサステナビリティ委員会での審議を経て、JPRおよびTRIMにとって重要なマテリアリティを特定し、TRIMの取締役会およびJPR役員会へ報告。 SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略であり、国連サミットで採択された2030年までの国際的な目標です。途上国から先進国まで、多様な社会的課題を踏まえた17の目標が幅広い分野で設定されており、投資法人および企業にも目標達成に向けた貢献が期待されています。

JPRとTRIMのマテリアリティおよび戦略目標(2030年)

JPRおよびTRIMでは、以下の通りマテリアリティのリスク・機会およびSDGsの貢献項目を設定して取り組んでいます。

マテリアリティ及び方針 SDGs
気候変動への対応
環境認証取得の推進
戦略 ・環境認証取得カバー率の向上
・環境認証格付の向上
目標・KPI 【目標】2030年:環境認証取得(4スター又はAランク以上)カバー率90%以上
【目標】2050年:環境認証取得(4スター又はAランク以上)カバー率100%
GHG排出量削減
戦略 ・排出係数低下に伴う削減
・省エネ改修等の削減
・再エネ導入による削減
・廃棄物削減/リサイクル率向上
目標・KPI 【目標】2030年:GHG総排出量46.2%削減(2019年比)
【目標】2050年:ネットゼロ
・再エネ導入比率
・LED照明化率
水資源の効率的な利用及び廃棄物の3R(リユース・リデュース・リサイクル)化の推進
戦略 ・節水工事の推進
・廃棄物量の削減及びリサイクル化の推進
目標・KPI 【目標】2030年:水使用量原単位10%削減(2017年比)
気候変動リスクにかかるマネジメント強化
戦略 ・業界トップクラスの強靭な気候変動リスク態勢の構築
テナントとの協働による気候変動への取組み推進
戦略 ・グリーンリースの拡充
目標・KPI ・グリーンリース契約比率
安全安心/快適性によるテナント満足の向上
安全安心・快適なソフト・ハードのサービス提供によるテナント満足の向上
戦略 ・安全性・安心性・快適性を含む総合的なテナント満足度向上
目標・KPI ・テナント満足度平均スコア
働きがいのある職場環境
自己啓発支援・研修による人材力強化
戦略 ・企業の成長を支えるプロフェッショナル層の形成
目標・KPI ・従業員1人当たりの研修額
・従業員1人当たりの研修時間
高効率な業務態勢の構築
戦略 ・業務効率の向上、業務プロセスの改善
心身の健康の維持・向上
戦略 ・心身の健康、ワークライフバランスの実現
目標・KPI 【目標】平均年次有給休暇取得率70%以上(毎年)
・健康診断受診率
・従業員1人当たりの残業時間
働きがいのある職場環境の提供
戦略 ・一人一人が能力を発揮できる職場環境
目標・KPI ・従業員平均満足度
・従業員満足度調査回答率
ダイバーシティ&インクルージョンの推進
戦略 ・多様な人材の活躍推進
目標・KPI 【目標】2030年:女性管理職比率10%以上
・女性従業員比率
・60歳以上従業員数
人権の尊重
人権の尊重に関連した規範や法令の遵守
戦略 ・人権方針の社内外への周知
目標・KPI ・人権研修の実施(毎年)
ガバナンスの高度化
積極的なIRによる透明性の高い運営
戦略 ・業界トップクラスの情報開示
・投資家との積極的な対話
目標・KPI ・決算説明会開催数/年
・国内機関投資家ミーティング数
・海外機関投資家ミーティング数
・個人投資家イベント参加件数
サステナビリティ推進体制の総合力向上
戦略 ・業界トップクラスのESG評価取得
目標・KPI ・GRESB評価
・MSCI ESG評価
・CDP評価
強固なガバナンス態勢
戦略 ・強固なガバナンス態勢の維持
目標・KPI 【目標】コンプライアンス委員会の開催12回/年
【目標】コンプライアンス研修実施数6回/年(10項目以上)
【目標】コンプライアンス研修受講率100%
・内部監査実施1回/年
リスク管理態勢の強化
戦略 ・業界トップクラスの管理態勢
目標・KPI 【目標】リスク管理委員会の開催4回/年