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社会への取組み(S)

安心・安全への取組み

JPRおよび資産運用会社である東京建物リアルティ・インベストメント・マネジメント(以下、TRIM)は、テナントや利用者の皆様の安全を確保し、安心して快適に利用できる施設・サービスを提供することは、最も重要な責任であると考えています。
安全・安心、そして質の高いサービスを提供するためには、継続的かつ徹底した取組みが必要です。JPRおよびTRIMは、スポンサーが培ったノウハウを取り入れ、安全を最優先する運営に取り組んでいます。

安全安心の向上

JPRおよびTRIMでは、テナントの皆様やお客様が安心して利用していただけるよう「運用管理マニュアル」に沿って、適切な施設管理を行っています。
特に、安全面でのリスクが高い駐車場の管理運営においては、法的基準を上回る独自の安全基準を策定し、物件毎に検証と見直しを繰り返しながら継続的なリスク低減を図っています。なお、駐車場事故の大部分はヒューマンエラーが占めるため、利用者に対するきめ細やかなコミュニケーションにより更なるリスク低減を推進しています。

地震・自然災害対策への取組み

東日本大震災(2011年)以降、建物の耐震性についての関心がさらに高まっています。自然災害等の不測の事態に対して、事業の継続性を確保するため、被害の最小化や速やかな復旧の対策を整えています。
また、JPRは地震リスクを考慮し、一定の耐震基準に満たない物件は取得しておりません。

防災・事業継続計画(BCP)対応

TRIMでは、自然災害等の不測の事態に対応するために、危機管理規程と事業継続計画書(BCP)を策定し組織的な対応を図っています。
BCPの策定にあたっては、危機発生の蓋然性、影響度、危機対応の難易度の評価・選定を行い、災害対応しての重要業務や重要な要素に対して適切に講ずべき行動計画を定めています。非常事態が発生した場合には、危機対策本部を設置し、人命の安全確保を第一に資産の保全と迅速な普及対応等を行えるよう態勢を整備しています。

防災・事業継続計画(BCP)定期訓練を実施しています

緊急事態発生時にBCPが有効に活用されるためには、日頃からの従業員への教育と併せて、定期的な訓練の実施が不可欠です。
TRIMでは、防災訓練のひとつとしてBCP訓練を定期的に実施し、役社員間の連携・協力を促進し理解を深めています。同時に、訓練によって発見された課題を明らかにし、緊急事態対応のレベルアップにも取り組んでいます。

2019年度訓練風景

JPR保有ビルでの防災訓練の実施

JPRの保有ビルでは、地震・防災の大切さが注目されるなか、利用者の皆様の安全確保、地震による被害の軽減と企業活動の継続、地域の救援活動等のため、定期的に防災訓練を実施し、併せて防災についての啓蒙も行っています。また、外資系テナントが多い物件では、英語での非常用放送を実施しており、利用者の属性に合った対応も行っています。

地震リスクに備え、PML値を活用

PMLは地震による最大予想損失額を意味します。
想定される最大規模の地震(475年に一度起こる大地震)により、どの程度被害があるかを損害の予想復旧費用の再調達価格に対する比率(%)で示したもので、比率が低いほど損失額が低くなります。JPRは、物件取得の判断時点で耐震性、PML値を確認しており、一定のPML値を超えた場合には地震保険を付与し、被災リスクが高く基準に満たない物件については取得しません。なお、現時点において地震保険の付保が必要な物件を保有していません。
※ポートフォリオにおける個別物件の耐震性、PML値につきましては、「物件データブック」にてご確認ください。

新宿センタービル 東日本大震災の揺れを軽減

2009年、新宿センタービルに、既存の超高層ビルとしては国内初の長周期地震動対策となる「軸力制御オイルダンパー」288台を設置しました。
東日本大震災時には、最大変位を22%、最大加速度を29%低減し、この対策により被害を最小限にとどめました。

周期地震対策により第20回BELCA賞を受賞

BELCA賞とは、適切な維持保全もしくは優れた改修を実施した既存の建築物のうち、特に優秀なものを選び表彰する制度です。新宿センタービルは第20回BELCA賞(ロングライフ部門)を受賞しました。