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環境への取組み(E)

不動産投資における環境への配慮

土壌汚染リスク対応

TRIMでは、物件取得時において、現地視察や地歴調査等を通し、土壌汚染などの環境リスクの有無を確認しています。原則として、土壌汚染等については、環境関連法令に従って適切に処理・管理されている物件に投資しています。なお、TRIMの親会社でありJPRの主要な物件供給元である東京建物は、豊富な大規模不動産開発実績を有しており、開発物件の用地取得について事前に土壌汚染調査を行い、必要に応じて対策処理する等、土壌汚染リスクへの対応を適切に実施しています。

対策事例:オリナスタワー

本物件は錦糸町エリアのランドマークビルで、「精工舎」工場跡地を、スポンサーである東京建物がオフィス・商業・レジデンスの一体開発を行いました。開発当初、第三者機関による土壌調査を実施した結果、基準値を超える汚染物質が検出されましたが、同社は敷地のほとんどを掘削除去し、土壌を被覆することにより対策を実施しております。JPRが取得する際も、第三者機関に調査依頼し、土壌や地下汚染に係る問題が存在する懸念はほとんどない、との検証を確認いたしました。
以上の通り、JPRが取得する物件は、土壌汚染リスクへの対応を適切に実施して取得しています。

都市再生・再開発

都市再生・再開発

JPRでは新規開発プロジェクトへの投資は行いません。
なお、スポンサーの東京建物は、自然エネルギー利用や先進的な省エネ技術を積極的に採用した開発を進めるほか、地域の雇用創出や利便性向上などに寄与する再開発にも注力しています。

開発事例:Hareza池袋

スポンサーの東京建物は、2020年7月、東京都豊島区の中心・池袋駅東口近くに、共同事業者の株式会社サンケイビルとともに再開発を行いました。同開発は、地域の文化資産を活用し、歴史・文化を基にした劇場を設置したほか、来訪者が周辺施設を利用し回遊することで、まち全体が再活性化する施策を導入しました。
池袋地域は、商業エリアとして多くの昼間人口を集める半面、ファミリー層減少等の課題を有しており、待機児童解消や公園整備などの「女性や子供にやさしいまちづくり」の促進に賛同し開発を進めました。

また、Hareza池袋は今後、非日常を体験できる劇場都市として、多様な文化を世界に発信する新たな文化発信拠点となり、池袋に新たな賑わいを生み出すことが期待されています。

*出所:特集 まちづくりを通じた社会課題の解決—Hareza池袋|サステナビリティ|東京建物 (tatemono.com)

開発事例:東京スクエアガーデン

JPRが保有する東京スクエアガーデンは、東京駅と日本橋、銀座エリアに隣接する交通の要衝・京橋に、2013年に竣工した大規模オフィスビルです。小規模な街区・建物が多く、機能更新がなかなか進まなかった京橋地区の街区を再編して大街区化を図ることで、周辺地域で最大級の大規模複合ビルが実現しました。
本物件では、地域全体で環境対策に取り組むため、当ビル6階に『京橋環境ステーション』を設置。地域のビルオーナー様に向けた省CO₂・省エネ対策の相談を受け付け、専門家が最適な提案を行う「エリアエネルギーマネジメントセンター」、様々な環境問題をわかりやすく学び、環境活動の機会と場を提供する「中央区立環境情報センター」などの運営を通じ、周辺地域一体となって“エコな街づくり”を推進しています。
また、ビルの地下1階から地上5階まで重層的に設けられた約3000m²に及ぶ緑化空間「京橋の丘」は、四季折々の美しい彩りを見せる植栽が施され、貴重な憩いの場として、訪れる人々に親しまれています。テナントや近隣地域との交流を図るイベントの開催にも取り組んでおり、中でも日枝神社で2年に一度行われる江戸三大祭・山王祭への参加は、テナントと地域住民間の一体感の醸成に寄与しています。

未開発地に対してのコミットメント

JPR及びTRIMは、不動産投資を通じて⼈々が快適に活躍できるオフィスを提供するとともに、持続性の⾼い都市形成への貢献が重要であると考えています。
未開発地等からの都市開発については、環境や⽣態系に影響を与えるリスクを評価し、それらに悪影響を与える物件への投資を⾏いません。